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【覇権アニメ】 ゾンビランドサガを科学する【2018年】

ゆるきゃん、ポプテピピックダリフラグリッドマンなど今年のアニメは豊作だった。そんな激動の一年だったが2018年の閉めを飾ったアニメはこの「ゾンビランドサガ」に異論を唱えるものはいないだろう。他を抑えて覇権アニメに上り詰めた「ゾンビランドサガ」を科学する。

「○○」×「○○」はバズリの法則!?

単純に可愛い。最高。声も可愛い。最高。。尊い。。。

だが覇権アニメになる理由にはただ面白いという理由だけではなることはない。あらゆる理由が重なりヒットという形になるのだ。

「バズる」という言葉を最近よく聴くのだが、ゾンビランドサガもネット上でこの「バズる」の影響をとても受けていた。ゾンビランドサガがバズッたのはある一定の法則に当てはまる。

実は世間の流行と流行を組み合わせるとバズりやすいという法則があるのだ。

「ゾンビ」と「アイドル」

「ゾンビ」と「サガ(物語)・佐賀(地名)」

この組み合わせが既にキャッチであり、視聴者の想像が膨らむのだ。

Twitterで話題になるだけで、既存のゾンビのイメージとアイドルのイメージとがかけ離れているため中身がスゴク気になるのだ!! 怖いの?踊るの?てかなにすんの?

ヴィンランド・サガの幸村先生も話題にゾンビランドサガにぞっこんだった。

 

 

 

しかも目にする評判は面白いとか感動するとか割と抽象的。。。自分の目で見ないとわからない状況がさらに視聴者を加速させたのだ。

しかし、バズの法則にはのっていたが、それだけでは覇権にはなれない。

やっぱコンテンツ力ですよ! 次は内容を科学する。

 

気になるのだ。とにかく気になるのだ。

ゾンビランドサガはとにかくアニメーションでしか出来ない演出が多い。

ゾンビだから人間じゃないことが出来ても不思議ではない。アイドルパートでは、既存のアイドルアニメのように一気に人間味が増す。

ただその違和感に痺れる。ゾンビという非日常がアイドルという日常に微妙にとれてないバランスに惹かれてしまう。

視聴者はゾンビ達に感情移入する。

ゾンビ達はなんでゾンビになったのかよくわからないでいながら、ゾンビであり続けなければならない。先の未来は本人たちもわからない。視聴者と彼女たちの視点が同じでシンクロしているのだ。

ただ絶対にシリアスにならないポップでありギャクも効いている。

エンターテイメントしているのだ。

わからないから、説明できないし。でも先が気になるからTwitterでつぶやくのだ。

 

 

  •  「ゾンビ」×「アイドル」のバズリの法則
  • 視聴者と主人公たちのシンクロ

 他にも、キャラクター性やスタッフの細かい努力があると思う。

しかし、あえてこの二点に絞らせてもらった。

なぜならば、ゾンビランドサガは見ていてとにかくワクワクするのだ。心躍るのだ。エモーショナルではなく、センセーショナルなエンターテイメントアニメーションだ!

見てない人は是非一度ご観覧を!!!

 

【5分でわかる】アニメの作り方~プリプロ編~【ざっくり解説】

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ここ数年1クール(3ヶ月)で50本以上TVアニメーションが制作されている。ただでさえ20本見るのもやっとの中、実は制作中の作品もあわせるとその時期に100本以上のタイトルが動いている。

そんな毎日作られている(本当に毎日、不夜城なスタジオがたくさんある。)アニメは様々な会社で制作され数え切れないほどの人数のスタッフが関わっているのだ。

Track UP最初の記事は2Dアニメーションの作り方をだれでもわかるようにざっくりと説明。明日にでも知り合いにちょっと自慢できちゃうくらいのアニメのリアルをお届けする。

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